裁判傍聴記

急に涼しくなって、窓を開けると寒いくらい。
空は青く高く、うろこ雲。
秋になったのですねえ。。。

すっかり筆無精になっておりました。


さて、初めて裁判の傍聴というものに行きました。
オットが弁護団の1人に入っている件で、その関連の集いに私も参加して話をきいたことがあり、良い機会なので行ってみました。
裁判所に入ると、本日のスケジュールのファイルがあり、法廷の場所を調べるのですが、訴訟名が具体的に書いていないので一瞬焦ってしまいました。。。 開始時間と弁護団長の先生の名前がわかっていたので大丈夫でしたが、これは改善してほしいですね。
傍聴席は人がまばらでした。裁判官が入って来ると傍聴席も含めて全員起立し、着席してからまずTV撮影がありました。TVカメラの人が「2分間撮影しまーす」と言って、2分間、みなさん黙ってじーっとします。ニュースで法廷の様子が映る、あれです。静かなので私は映るわけでもないのに緊張しました(汗)。
今回は第1回口頭弁論ということで、原告のひとりの方が訴えを読み上げました。これはご自身のことばで、ご自身の訴えが率直に述べられたものでした。それから弁護団長が訴訟の内容を、別の弁護士が賠償請求の内容などを述べました。これらもあまり難しい言葉はなく、わかりやすかったです。
そして、「このあとは??」と思っていたら、裁判長が「え~、それでは今後のスケジュールですがー・・・」と始め、「○月○日くらいでいいですかね?」と弁護団と被告側に確認しながらこの先2回の日付を決めて、終わってしまいました。意外に事務的。次回は11月、その次は2月。裁判ってやっぱり時間がかかるものなのですね。これは相手が国なので余計時間がかかるらしいのですが。
始まってから終わるまで50分くらいで、被告側は何も話さないし、何だかあっけない感じでした。オットによると「第1回にしては長い方だ」とのことでした。ふうん、そういうものなのですね。

今回の訴訟は「全国B型肝炎訴訟」のうちの広島での訴訟です(それでTV中継も入ったのです)。乳幼児期の集団予防接種で、注射針と筒を使い回ししたことによりB型肝炎ウイルスに感染したとして、国に損害賠償を求めるものです。予防接種から20~30年も経って感染がわかり、発症すれば肝硬変からやがて肝がんに至ります。母親のせいでも自分の生活によるものでもなく、国のずさんな厚生行政の責任なのに何の救済策も取られず、病気を抱えた生活と治療に苦しむ人々の話にはやりきれない思いがしました。自分もまさにその世代で、「大いにあり得る」ことです。実は発症の恐怖を抱えている人が、身近にいるかもしれません。原告の方々は「自分だけではなく、全国の肝炎患者のために」と訴えています。

この件に限らず、「知らない」ということ、自分の興味やきっかけがないといろいろな問題は知らずに終わってしまうということを実感しました。全部知るのは無理ですしね。ただし、このような大きな問題はひとりでも多く「知る」ことが大切だと思い、ここに書きました。詳しいことは検索などしてみてください。

というわけで、いろいろ新鮮だった裁判傍聴。次回の裁判も行こうと思います。
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by tonchita | 2008-09-27 23:33 | なんでもない日
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